算数の授業に電卓

Ao

2014年04月30日 13:56

先日授業参観がありました。

算数の授業でした。

各生徒の机には小さい電卓が用意されていました。
あれ?電卓なんて持たせてないのになぁ?と
不思議でしたが、授業が始まりました。

人口密度を求める授業でした。
確かに、桁数が大きく、ひっ算で割り算をするのも
大変だから、電卓なのか?と思いましたが、
ほんとにこれでいいのかな?と。。。思ってみていました。

桁数が大きく、割り切れないと
電卓では一瞬にして、桁が表示される限り小数点以下の数値が表示されます。
子供たちはその計算結果を見て、頭が疑問だらけなのか
理解できていないように感じました。

ひっ算で解けば、一つずつ自分で計算し小数点以下割り切れない部分も
自分で解くのになぁ。。。と。


その後桁数が大きすぎて電卓には入らない数値が出てきました。
その場合どうすればいいかと先生。
1560000000÷370000などの計算の場合、
同じ桁分0をとって計算するのは、計算の常識。
ひっ算で解く際には、少しでも簡単にしようと自然に身につく知識。
でも電卓に入らなければどうしたらいいか?という問いかけでは
すこしでも計算を楽にしたいからの工夫ではなく、
電卓に入りきれば極端な話10000÷100でも計算機を使う子になっちゃうのでは。。。

確かに電卓は便利で、社会人になってもとっても役に立つものですが、
いまからそれでいいのか?小学校の授業で使うものなのかは
とっても疑問がありました。

もちろん公文の教室では電卓は使いません。
どんな問題でも横算、ひっ算で解いていきます。

ひっ算で解けば、授業のスピードも遅くなってしまうのだろうけど、
ちょっと疑問の残る授業参観でした。



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